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クライアントと写真を共有する方法


撮影後、フォトグラファーは通常2つのものを納品する必要があります。まずはプルーフ(校正用写真)のセット。クライアントが気に入ったコマや、レタッチが必要な箇所を伝えるためです。そして編集完了後に、高解像度の完成画像を送ります。どちらの段階でも数百枚ものファイルを扱うことが多く、zipファイルを解凍するよりもギャラリーでクリックしながら閲覧したいというクライアントがほとんどです。

このページでは、フォトグラファーやスタジオが普段どのようにクライアントと写真を共有しているか、それらの方法でなぜ行き違いが生じるのか、そしてFabricを使ってその両方の段階をどのように行うか(プルーフの選定と指示出し用のコメントリンク、および最終納品用の公開ギャラリーページ)について解説します。



フォトグラファーが普段クライアントと写真を共有する方法

GoogleドライブやDropboxの共有フォルダーは、よく使われる手段です。大量の写真にも対応でき、クライアントは必要なものをダウンロードできます。しかし、写真の選定結果はファイル名が並んだメール(IMG_4471、IMG_4480、IMG_4512など)で返信されることが多く、手作業で照合しなければなりません。また、特定のトリミングや後れ毛などのコメントは言葉で説明するのが難しいものです。

PixiesetやShootProofといったクライアントギャラリー専用サービスは、この作業のために作られており、お気に入り機能やプリント販売機能も備わっています。しかし、追加のサブスクリプションが必要になるうえ、ギャラリーはフォトグラファー自身のアーカイブとは別の場所にあるため、画像が二重に保存されることになります。

最終納品には、今でも多くの人がWeTransferのリンクでzipファイルを送信しています。素早く送れてリンクの有効期限も切れるため、案件によっては適していますが、そうでない場合もあります。6か月後にクライアントから「ファイルをもう一度送ってほしい」と頼まれた場合、フォトグラファーはファイルを探し直す羽目になります。



ステップ1:クライアント専用のスペースに撮影データをまとめる

クライアント用のスペースを作成し、その中にプルーフ用と最終納品用のフォルダーを作成して撮影データをアップロードします。ファイルをドラッグするか、「ファイルをアップロード」をクリックします。一度に大量のファイルをアップロード可能です。パソコンのLightroomから書き出して作業する場合は、Fabricデスクトップアプリを使用するとFabricがドライブとしてマウントされるため、クライアントのフォルダーに直接書き出すことができます。ドライブ上のファイルはパソコンの容量を消費せず、開いたときにストリーミングされます。

クライアントごとに個別のスペースを分けることで、情報が適切に区切られます。スペースを共有しても、クライアントにはそのスペースしか見えません。また、Fabricは取り込んだ各写真の視覚的コンテンツやテキスト、色情報などを読み取るため、後から「アーチの下の新郎新婦」でアーカイブを検索したり、HEXコードを貼り付けて特定のカラーパレットのショットを見つけたりすることができます。



ステップ2:コメント機能を使ってプルーフ確認を実施する

Fabricでのプルーフ確認は、共有機能とコメント機能を組み合わせたワークフローです。プルーフ用フォルダーを開き、「共有」をクリックして、クライアントにコメント権限を付与し、共有リンクを送信します。外部の人は登録なしで開くことができます。クライアントは写真を見ながら希望するものにコメントでき、任意の画像に直接手書きの描画をして「この反射を除去する」といった丸印の指示コメントを付けることも可能です。

選定内容やレタッチの指示を確認しながら作業を進め、各コメントを「完了」としてマークします。コメントはチェックリストとして機能するため、納品前に未対応のタスクが何であるかを簡単に把握できます。オンラインでクライアントに写真の確認と選定をしてもらう方法では、このワークフローを順を追って説明しています。



ステップ3:完成データをギャラリーページとして公開する

編集が完了したら、最終納品用フォルダーを公開します。「共有」をクリックし、「公開」タブを開いて「リンクを作成」をクリックします。フォルダーはウェブページとして公開されるため、クライアントはスクロールしながらギャラリーを閲覧できます。リンクに名前を付け、高解像度ファイルを保存できるように「ダウンロードを許可」を有効にします。さらに、エンゲージメント分析の収集、検索エンジンによるインデックス登録の許可、訪問者が自身のFabricにコピーすることの許可を設定します。

一般的な個人のクライアントワークでは、インデックス登録をオフにしておきます。特に結婚式やポートレートのギャラリーはご家族向けのものであり、検索結果に表示させるためのものではありません。後からフォルダーに修正写真を追加した場合でも、Fabric内の元データを編集すれば公開ページも更新されます。独自のウェブアドレスでギャラリーを公開したいフォトグラファーは、カスタムドメインで公開できます(Pro機能)。設定方法については独自ドメインでファイルを共有する方法で解説しています。



ステップ4:パスワードを設定し、ギャラリーの閲覧状況を確認する

非公開のイベントや未公開のキャンペーンの場合は、最終納品用フォルダーにパスワードを設定します。フォルダーを右クリック(または開いて3点リーダーのメニューを使用)し、「パスワード保護を追加」を選択してパスワードを入力します。後からそのフォルダーに追加された写真にもパスワードが適用されます。パスワードのリセット機能はないため、パスワードマネージャーに保存し、共有リンクとは別にクライアントに送信してください。パスワード保護はProプランおよびTeamプランで利用できます。

エンゲージメント分析をオンにすると、ギャラリーのリンクがいつ訪問されたかに加え、各訪問の場所やデバイスを確認できます。両家それぞれにギャラリーが必要な結婚式の場合は、それぞれに名前付きリンクを作成すれば、ご家族ごとのアクセスを個別に把握できます。リンク分析はProプランおよびTeamプランで利用できます。



よくある質問

写真ギャラリーをクライアントに送るにはどうすればいいですか?

Fabricのフォルダーに写真を入れ、そのフォルダーを公開します。クライアントがスクロールして閲覧できるウェブページとして表示され、ダウンロードを許可することも可能です。

クライアントがお気に入りの写真を選ぶにはどうすればいいですか?

プルーフ用フォルダーをコメント権限で共有します。クライアントが希望する写真にコメントを残し、選定を処理する際に各コメントを完了としてマークしていきます。

クライアントが写真にレタッチの修正指示を書き込むことはできますか?

はい。コメント権限を持つユーザーは画像上に描画し、その描画にコメントを添付できるため、どの部分に変更を加えるかを正確に示すことができます。

クライアントは高解像度の写真をダウンロードできますか?

はい。公開リンクを作成する際に「ダウンロードを許可」をオンにしてください。このオプションはすべてのプランで利用できます。

クライアントが写真を閲覧するにはアカウント登録が必要ですか?

いいえ。外部のユーザーはアカウント登録なしで共有リンクを開くことができ、公開リンクはブラウザで直接開きます。

クライアントのギャラリーがGoogle検索に表示されないようにできますか?

はい。公開リンクを作成する際に「検索エンジンによるインデックス登録を許可」をオフのままにしておきます。

過去のクライアント撮影の写真を見つけるにはどうすればいいですか?

写真に写っている内容を言葉で説明して検索する、HEXコードを貼り付けて色で検索する、または写真を選択して類似検索を実行し似た写真を見つけることができます。長期的なアーカイブのフォルダー管理については、フォトライブラリの整理方法をご覧ください。

写真ギャラリーにパスワードを設定することはできますか?

はい、ProプランおよびTeamプランで設定可能です。フォルダーに設定したパスワードは、後から追加した写真にも適用されます。

無料プランでもクライアントと写真を共有できますか?

はい。ダウンロードオプションを含む公開機能は、ストレージとファイルサイズに上限がある無料プランでも利用可能です。パスワード保護、分析機能、カスタムドメインの利用には有料プランが必要です。料金プランをご覧ください。

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