ハウツーガイド
動画内で話された内容を検索する方法

自分で撮影または録画した動画は、あっという間にたまっていきます。事例紹介用の顧客インタビュー、使えそうなコメントが含まれた1日分のBロール、製品デモの画面録画、連続講義、残しておきたいエピソードを誰かが語っているホームビデオなど様々です。顧客が「オンボーディングに10分かかった」と話しているクリップが必要になったとき、ファイル名(IMG_4471.MOV、interview_final_v2.mp4 など)を見ても、誰が何を話したのかはわかりません。
このガイドでは、手持ちの映像素材から特定の発言を探す一般的な方法、それが非効率になる理由、そしてFabricで動画ファイルを文字起こしして、すべてのクリップを横断して会話を検索し、該当するタイムスタンプの位置で開く方法について解説します。
手持ちの映像から発言内容を探す一般的な方法
最もシンプルな方法はスクラブ再生です。クリップを開き、少しずつスキップしながら、探している声を聞き取ります。特別なツールは不要で、短いファイル1本ならこれで十分です。しかし、何時間分ものインタビューとなると丸1日の作業になり、倍速再生では目当てのコメントを聞き逃しやすくなります。
最近の動画編集ソフトの多くはクリップごとに文字起こしを生成し、プロジェクト内での検索に対応しているため、編集者は編集ソフト内で文字起こしを行うことがよくあります。これは編集中には便利ですが、文字起こしデータはその1つのプロジェクトファイル内にしか存在しないため、去年の撮影素材や、一度もインポートしていないクリップは検索の対象外になります。
また、録音・録画データを外部の文字起こしサービスに送ってテキストファイルとして保管する人もいます。その場合、検索はテキスト上で行うことになり、タイムコードを手作業で元の動画と照らし合わせなければなりません。ファイル名の変更や移動が行われるうちに、文字起こしデータと映像データは次第にバラバラになってしまいます。
ステップ1:動画をアップロードして文字起こしを有効にする
動画ファイルをFabricにドラッグするか、「ファイルをアップロード」をクリックします。Fabricは、アップロードされたMP4、MOV、WebM動画、およびMP3、WAV、M4A音声を文字起こしします。文字起こし機能のご利用には有料プランが必要です。
膨大な映像ライブラリがある場合は、FabricをMac、Windows、LinuxのドライブとしてマウントできるFabricデスクトップアプリを使用すると便利です。他のフォルダと同じようにクリップを移動できます。ドライブ上のファイルはパソコンの容量を消費せず、開いたときにストリーミング再生されるため、アーカイブのサイズがノートパソコンのディスク容量を超えている場合に重宝します。設定方法については、ディスク容量を使わずにクラウドファイルにアクセスする方法をご覧ください。
スマートフォンで撮影した動画は、カメラロールから直接取り込めます。Fabricモバイルアプリはカメラロールを自動的にバックアップします(すべてバックアップするか、選択したフォルダのみをバックアップするか指定可能)。また、共有シートを使用して任意のアプリから単一のクリップを送信することもできます。これにより、スマートフォンの録画データも、カメラや画面録画の映像と同じライブラリにまとめて保管できます。
撮影別、プロジェクト別、クライアント別など、ご自身の作業スタイルに合わせてフォルダ分けして映像を管理できます。Fabricは各アイテムの要約を作成し、その内容からタグを提案するため、ファイル名が付いていないクリップが並ぶフォルダでも、検索する前から中身を把握しやすくなります。
ステップ2:会話内容を検索する
「検索」をクリックするか、Cmd+F(Mac)/ Ctrl+F(Windows)を押します。Fabricの検索は文字起こしされた音声や動画を網羅しており、検索結果から正確なタイムスタンプにジャンプできるため、その言葉が発せられた瞬間の位置でクリップが開きます。
一言一句覚えているフレーズや、「製品名」「地名」「10分」のような具体的な数値を検索する場合は、引用符(" ")で囲んでください。引用符で囲まれたテキストは完全一致で検索されるため、その正確なフレーズが話されているクリップを特定できます。正確な言い回しではなく話の内容やニュアンスしか覚えていない場合は、引用符を付けずに言葉で説明して検索してください。ハイブリッド検索により、文脈や意味に基づいた一致も検出されます。
インタビュー映像の場合、「詳しく教えてください」のようにインタビュアーが話題を切り出すときによく使ったフレーズを検索し、1つのフォルダ内で一致した箇所を順に確認していくのが最も手早い方法です。
ステップ3:対象の撮影やプロジェクトに絞り込む
フィルターを使用することで、関連する映像だけに検索範囲を絞り込むことができます。「場所」フィルターは、特定のクライアントのインタビューや単一のイベントなど、1つのフォルダに結果を限定します。「アイテムの種類」フィルターは、台本や絵コンテなど、同じ言葉が含まれている可能性のあるドキュメントやメモと動画を区別します。タグはフォルダをまたいで機能するため、人物の名前でタグ付けされた映像は、どこに保存されていてもまとめて検索できます。
長期にわたるプロジェクトについては、動画プロジェクトファイルの管理方法で検索機能と相性の良いフォルダ構造について詳しく解説しています。
ステップ4:重要な場面に印を付け、映像について質問する
使いたい発言が見つかったら、動画にタイムスタンプ付きのコメントを残しておくと、後からその場面を簡単に見返すことができます。動画へのコメントにはフレーム上への描画を含めることもできるため、発言内容だけでなく画面に映っている情報も重要な場合に役立ちます。
文字起こしテキストは編集可能です。聞き取りミスがあった人名やブランド名を一度修正しておけば、以降はその正しいスペルで検索できるようになります。
一連のインタビューから共通のテーマを抽出したい場合は、フォルダを開いてAIアシスタントに「オンボーディングの問題点について言及した顧客は誰ですか?」のように質問してください。回答にはクリック可能なタイムスタンプ付きでクリップが引用されるため、各発言から元の映像を直接確認できます。回答はメモとして保存し、プロジェクトと一緒に保管しておくことが可能です。
よくある質問
動画ファイル内の発言を検索するにはどうすればよいですか?
動画をFabricにアップロードして文字起こしを行い、その言葉を検索します。検索結果から、発言されたタイムスタンプの位置で動画を開くことができます。
Fabricはどの動画形式の文字起こしに対応していますか?
アップロードされたMP4、MOV、WebM動画、およびMP3、WAV、M4A音声に対応しています。また、YouTube、TikTok、ポッドキャストのリンクの文字起こしも可能です。
すべての動画を一度にまとめて検索できますか?
はい、可能です。文字起こしされたすべての動画は1つのライブラリに集約されるため、1回の検索ですべての動画を対象にできます。フィルターを使って、フォルダ、タグ、アイテムの種類ごとに絞り込むことも可能です。
動画の文字起こしは無料プランに含まれていますか?
いいえ。文字起こし機能のご利用には有料プランが必要です。各プランの比較については料金プランをご覧ください。
Fabricに映像を保存するとハードドライブの空き容量が減りますか?
Fabricデスクトップドライブ上のファイルはパソコンの容量を消費せず、開いたときにストリーミング再生されます。
動画の文字起こしテキストの間違いを修正できますか?
はい。文字起こしテキストは編集可能で、検索にも修正後のテキストが反映されます。
動画の特定のポイントにメモを残すことはできますか?
はい。動画へのコメントにはタイムスタンプが付き、フレーム上に描画を含めることも可能です。
自分が見つけたクリップに他の人がコメントすることはできますか?
はい。動画を共有し、閲覧者(コメント可)の権限を付与することで、フレームへの描画を含むタイムスタンプ付きコメントを残してもらうことができます。各コメントは、対応が完了した後に「完了」としてマークできます。
AIを使って複数のインタビュー動画から発言を検索できますか?
はい。インタビューが入ったフォルダ内でAIアシスタントに質問すると、文字起こしデータをもとに回答し、各発言を確認できるクリック可能なタイムスタンプを提示してくれます。