ハウツーガイド

メールについてAIに質問する方法


メールは、たいてい偶然に多くの合意事項が記録される場所です。スレッドの12通目の返信で納期が確定したり、大家が何気なく賃料の見直しについて触れたり、クライアントが「取り急ぎ」という件名のメールで業務範囲を変更したりします。後になってその詳細が必要になったとき、質問はシンプルなのに検索には時間がかかります。

このガイドでは、普段人々がどのように受信トレイから答えを探し出しているのか、そしてFabricにメールを連携したり、重要なスレッドを転送したりすることで、AIアシスタントに質問をしてその根拠となるメッセージの参照付きで回答を得る方法について解説します。



普段どのようにメールから答えを探しているか

ほとんどの人がまず使うのは受信トレイの検索機能で、送信者名、キーワード、または日付の範囲を指定します。GmailもOutlookも検索演算子に対応しており、結果をうまく絞り込むことができます。しかし、メッセージの大まかな内容は覚えていても正確な言い回しを覚えていない場合や、答えがスレッドと2つの添付ファイルに分かれている場合には難しさが生じます。

ラベル、フォルダー、ルールは、きちんと管理している人にとっては整理に役立ちます。ただし、事前に設定しておく必要があり、送信者やプロジェクトが変わるにつれて管理がずれていきがちです。また、メールクライアント内のAI機能を使って、開いているスレッドを要約する人もいます。

長いスレッドをChatGPTにコピーするのも一般的な方法の1つです。これにより目の前の質問には答えられますが、スレッドはチャット履歴の中に残り、関連する契約書や請求書、会議メモとは切り離されてしまうため、同じ取引先に関する次の質問ではまた最初からやり直すことになります。



ステップ1:GmailまたはOutlookを連携する

FabricにはGmailとOutlook向けの連携機能(Connections)があります。Fabricのマーケットプレイスにアクセスし、アプリを選択して「Install」をクリックします。アクセス許可の画面が表示されるので、お使いのメールアカウントにサインインして権限を付与してください。Fabricに戻り、連携が完了したことが確認されます。

一度連携すれば、アシスタントや検索機能が回答を探す際に、Fabric内にすでにあるファイルやメモと並んでメールも検索対象に含めることができます。連携機能のご利用には有料プランが必要です。料金ページで、どのプランに含まれているかをご確認いただけます。



ステップ2:残しておきたいスレッドを転送する

特定のメッセージについては、専用のFabricメールアドレスに転送します。これにより、メールやその添付ファイルがFabric内に関連する作業と並べて整理できるアイテムとして保存されます。Fabricは認証済みのアカウントアドレスからのメールのみを受信しますが、チームでは追加の送信者アドレスを承認することも可能です。

転送は、特定のプロジェクトに属するスレッドに適しています。建築業者とのメールは見学会の見積書や間取り図の横にあるリフォームフォルダーへ、クライアントによる仕様変更のメールは契約書の横にあるそのクライアントのフォルダーへ保存します。後でそのフォルダー内で質問すると、転送したメールもアシスタントが参照する資料の一部となります。

転送したメールを含め、保存したものにはコメントやタグを追加できます。取引先やクライアントの名前のタグを付けておけば、後で検索結果をその相手のメッセージだけに絞り込むことができます。また、「ここで最終価格に合意」といった1行のコメントを残しておけば、長いスレッドの中でも重要なメールを一目で見つけやすくなります。



ステップ3:アシスタントに質問する

AIアシスタントを開いて質問してみましょう。Fabricや連携済みアプリ全体を横断してエージェント検索を実行するため、「Northgateが2回目の注文で確定した納期は何日ですか?」といった質問でも、Fabricに保存していなかったGmailのスレッドから回答を得ることができます。回答にはクリック可能な参照元リンクが引用されているため、メッセージを開いて全文を確認できます。

転送したメールについては、保管しているフォルダーを開き、そこでアシスタントを起動します。自動的にそのフォルダー内のみに対象が絞られ、中にあるすべてのデータが分析されます。これは、「このフォルダーにある見積書は、業者がメールで合意した内容と一致していますか?」のように、メールとそれに関連する文書の両方が必要な質問に便利です。フォルダーを右クリックしてアシスタントのコンテキストに追加しても同様の操作が行えます。



ステップ4:ナレッジ検索パネルを活用して質問を掘り下げる

「検索」をクリックするか、Cmd+F(Mac)/ Ctrl+F(Windows)を押し、ウェブやデスクトップでは検索画面の右側、モバイルでは下部ドロワーにある「ナレッジ検索パネル」内をクリックします。Fabricと連携済みアプリをまとめて検索し、追加の質問を重ねることができます。このパネルの詳細については、すべてのアプリを一度に検索する方法で解説しています。

追加の質問を重ねることで、曖昧な検索から徐々に絞り込むことができます。「会計士は四半期の税務申告について何と言っていましたか?」と聞き、続けて「それはいつでしたか?」、さらに「申告書は添付ファイルで送られてきましたか?」と質問できます。メールで送信された特定のファイルを探すための検索テクニックについては、古いメールの添付ファイルを素早く見つける方法をご覧ください。



ステップ5:アシスタントに直接メールを送る

Fabric内の各AIには、専用のメール受信トレイがあります。任意のメールクライアントからアシスタントにメールで質問を送信できるため、スマートフォンを使用していて、必要な回答が過去のメッセージやFabric内のファイルにある場合に役立ちます。

役立つ回答はメモとして保存できます。「2026年 Northgateとの合意事項」といったタイトルのメモは、40件の返信があるスレッドよりも見つけやすく共有も簡単で、後から見返すときにも検索が意味内容に基づいてヒットします。



よくある質問

AIは私のGmailを検索できますか?

はい、可能です。Fabricマーケットプレイス経由でGmailを連携すると、AIアシスタントや検索の対象にメールを含めることができます。連携機能のご利用には有料プランが必要です。

FabricはOutlookに対応していますか?

はい、対応しています。OutlookはFabricのメール連携機能の1つであり、Gmailと同様の方法で設定できます。

受信トレイを連携せずに、メールについてAIに質問することはできますか?

はい、可能です。必要なメールをご自身のFabricメールアドレスに転送し、そのメールを保管しているフォルダー内でアシスタントに質問してください。

AIはどのメールから回答を得たのかを教えてくれますか?

はい。回答にはクリック可能な参照元リンクが引用されるため、メッセージを開いて実際の言い回しを確認できます。

メールとドキュメントを横断した質問はできますか?

はい、可能です。アシスタントはFabricと連携済みアプリ全体を横断して検索します。また、フォルダー内に関連ファイルと転送したメールを並べて保持することもできます。

自分のFabricアドレスには誰がメールを送信できますか?

認証済みのFabricアカウントのアドレスからのみ送信できます。また、チーム向けに追加で承認した送信者アドレスからも送信可能です。

長いメールスレッドをAIで要約できますか?

はい、可能です。スレッドの要約や、誰によって何が決定されたかのリストアップをアシスタントに依頼し、後で必要になる場合はその結果をメモとして保存できます。

Fabricはメールデータをどのように取り扱いますか?

連携には、メールプロバイダーのサインインおよびアクセス許可画面を使用します。Fabricによるデータ保護の詳細については、プライバシーとセキュリティのページに記載されています。業務用受信トレイを連携する前に、ご自身の組織のセキュリティ要件と照らし合わせてご確認ください。

AIにメールで質問を送ることはできますか?

はい、可能です。Fabricの各AIには専用のメール受信トレイがあるため、任意のメールクライアントから質問を送信できます。

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